3タイプの自走式立体駐車場

地面に白線や鋲などで区画割りしただけのものを平面駐車場と言うのに対し、建物内や機械により車両を格納するものを立体駐車場と言います。立体駐車場の中でもスーパーやショッピングセンター等でよく見かける、自分で車を運転してスロープを上がって目的のフロアに駐車する方法が自走式立体駐車場です。この方法はある程度の敷地面積が必要ですが、利用者の利便性が高いと言えます。タワー駐車場などの機械式のものに比べて自走式立体駐車場が優れている点がいくつかあります。

まずは人の乗り降り、荷物の出し入れが簡単なことです。機械だと操作待ちの時間が発生しますがそれはありません。車の重量制限や車高制限が少ないことがあげられるでしょう。自走式立体駐車場には「フラット式」「スキップ式」「連続傾床式」の3タイプがあります。

フラット式とは駐車場と各フロアが連結された形式で、駐車場所がフラットであるため買い物カートの移動や荷物の出し入れが容易であったり、遠くまで見渡せるので車の位置やフロアの階数の把握が容易です。スキップ式とは駐車場の床を半階ずつずらし、スロープで連結した形式です。敷地に高低差がある場合や敷地面積が狭い場合に利用されます。連続傾床式とは駐車場の床全体を4%以下の勾配により傾斜させ、駐車スペースと車路(スロープ)を兼ねた形式です。

この中では駐車台数が最も多く、効率の良い駐車方式と言えますが、利用者目線で言えば床が傾斜しているため買い物カートや車イスの利用には不便な面があります。

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